菊水酒造株式会社
 
個人情報保護方針について 菊水酒造株式会社 サイトマップ
お酒の情報 イベント・キャンペーン情報 日本酒文化研究所 お問い合わせ
酒道(しゅどう)
日本酒物語
酒と食の歳時記
日本酒用語解説
美味しい燗酒のつくりかた
菊水のお酒ができるまで
お酒のQ&A
メールマガジン会員登録
 
お買い物サポート
 
  トップページお酒の情報日本酒物語>第十一話 めざましい醸造科学の進歩

第一話 猿か、人か
第二話 稲の来た道
第三話 弥生から大和へ
第四話 大和から平安京へ
打ちこわされた3万7千の酒壷
「柳酒」から増坊酒
十石桶が出現
伊丹から灘へ
燗酒の風習広まる
日本酒醸造学の夜明け
めざましい醸造科学の進歩
第十二話 究極の日本酒を目指して
めざましい醸造科学の進歩
  明治28年(1895)の清酒酵母の発見は、酒造史上大きなエポックでしたが、明治37年(1904)発足した国立醸造試験所と日本醸造協会の活躍もめざましく、全国の醸造家たちの関心を集めました。
1. 火おち対策
 長い伝統に支えられて造り続けて来た日本酒ですが、昔から一つの悩みがありました。それは、酒にとって最もこわい病気である「火落ち菌」による腐造です。
  タンクの中で醪は20%近くアルコールを造りますから、大ていの細菌は死滅してしまいますが、「火落ち菌」はアルコールに強いので、ひとたびタンクに入るとどんどん増殖して酒が白濁したり、異臭を放って飲めなくなってしまいます。これを腐造と言います。
  「三度腐造を続けると身上(しんしょう)をつぶす」と言われ、酒造業は大変不安定な企業とされて、明治の末頃まで銀行は融資をしなかったそうです。そのため、政府は防腐剤サリチル酸の使用を認め、発足早々の日本醸造協会から全国の酒造家に頒布を始め、昭和44年まで続いていました。
2.「山廃」の開発
 「山廃」とは、「山卸廃止(やまおろしはいし)もと」の略で、「山卸(やまおろし)」を廃止したもと(酒母)造りのことです。
  昔の酒造りは、米を蒸し、これに種麹を植えて麹を造ります。この麹を盥(たらい)のような背の低い半切り桶(はんぎりおけ)に入れて冷水に漬け、撹拌して水麹にします。これに蒸し米を山のように入れ、擢で摺り潰します。山を突きくずすので「山卸し」という名が付いたようです。
  この方法を「生もと」あるいは「摺りもと」と言い、根気よくこの摺りもとを行いながら、空気中の酵母や乳酸菌が入って来て発酵するのを待ちます。
  ただ、数多くの半切り桶を並べるので広い場所が必要であり、ひとつの桶を2人か3人でもとを摺るので、人数も時間もかかります。この作業が大変なのでこれを廃止して、簡潔に改良したのが「山卸廃止もと」略して「山廃」です。明治42年(1909)のことでした。
3. 速醸もとも開発
 しかし、「山廃」も30日はかかり、手間もかかるので、空気中の酵母や乳酸菌が入って来るのを待たず、これらを添加することによって、2週間ぐらいでもとを造る方法を、これも同じ明治42年に考え出しました。
  これを「速醸もと」と言い、現在の酒造りの大半はこの方法で行なっています。
樽から瓶へ
 超辛口だった明治期の酒は、大正にはいると「超」が取れて、日本酒度プラス3〜4を推移しました。中期になると、現在のような王冠つきの1升瓶が実用化して、次第に酒青瓶(さかあおびん)が酒屋の棚に並ぶようになりました。
第十二話【究極の日本酒を目指して】へ

お酒は20歳になってから。
飲酒運転は法律で禁止されています。お酒はおいしく適量を。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響するおそれがありますので気をつけましょう。
Copyright 2000 by KIKUSUI co,.Ltd. All rights reserved.
菊水酒造株式会社 〒957-0011 新潟県新発田市島潟750 電話0254-24-5111