|
『菊水』と聞いて何を連想しますか?
実は今から約60年前、愛知県で『菊水』という名の酒米がつくられました。酒米とは、一般食用米とは異なる、酒造り専用のお米です。
酒米『菊水』は、コメの粒がふっくらと大きく、酒の原料米として優れた性質を持っていました。しかし、戦中の食料増産が第一という時代のなかでは、酒米よりも食用米の生産が最優先でした。そのため、昭和12年に誕生した酒米『菊水』は、昭和20年には全国的に姿を消してしまったのです。
平成9年、新潟の専門農家グループ「(有)共生の大地にいがた21」の手で、戦中に姿を消してしまった酒米『菊水』が60年ぶりに復活しました。そして、その米で菊水が酒造りを行うことができるようになったのです。
優れた性質をもちながら、いったんは消えてしまった酒米『菊水』を復活させ、その米で酒をつくる・・・。社名と同じ名前の米で酒を造れることに意気込みを感じ、社員も米作りから参加して酒を仕込みました。こうして2000年冬、『酒米菊水
純米大吟醸』という酒が誕生したのです。
今年もまた酒米『菊水』の米作りが始まりました。社員が米作りから携わり、酒造りを行います。米作りから参加することで、米に関する理解が深まり、それが酒造りにも反映されていきます。 |