サンマ(秋刀魚)も最高に脂がのってきて欠かせない存在です。最近は新鮮なものは刺身や鮨だねとして人気を呼んでいますが、忘れては困るのが塩焼きです。腸(ハラワタ)の苦味を味わって初めて「秋刀魚」だと実感するからです。丸のままグリルに入らない場合は、肛門のところから斜め上に包丁を入れればワタをくずさず二つに切れます。 江戸時代から「秋刀魚が出るとあんまが引っ込む」という言葉がありますが、皮の青い魚のDHAとEPAはどなたも先刻ご存知のはず。
トップスターの「ズワイガニ」は別格として、最近はテレビショッピングなどによく登場するタラバガニなどに人気をさらわれていますが、弾力のある身質を好む人も多いはず。 北海道から三陸沿岸、北陸で多く獲れ、いよいよ晩秋から冬にかけて旨味が増します。 家庭で召し上がるときは、塩と酢を少し落した熱湯でさっとゆがくと水気が取れて一層美味しくなります。
桜エビと聞くと、どこででも獲れるように思われますが、世界中で駿河湾と相模湾、東京湾の一部にしかいないエビです。 主な漁場は、富士川の河口付近、静岡県由比町、浦原町あたりで、十月から翌年の五月までが漁期。夜、深海から海面に出て来て発光するのでヒカリエビとも言います。水揚げしてすぐゆでると美味しい桜色になります。二杯酢で、大根おろしで。粋な肴です。