
桃の節句を祝う、なくてはならないひな祭りのお酒ですが、遠い昔は物見遊山などにも持参したようで、 近世になってひなの節句を祝う酒になったそうです。
蒸した糯米を米麹と焼酎で仕込み、約一ヶ月熟成させてから醪をすりつぶしたもので、アルコール分は
約9%、エキス分は
45%ありますから、 甘くどろっとしているので飲むというよりなめる感じのお酒です。
『江戸名所図会』に出ている東京神田鎌倉河岸の豊嶋屋(現、東京都東村山市の清酒『金婚正宗』醸造元豊嶋屋酒造(株))の白酒は当時大変な人気で、 二月の末から酒や醤油の販売を休んで、白酒だけを商い、1千石も売れたと記録にあります。
女性たちが白酒を祝っている傍らで、男性たちは“姫祝いの酒”をどうぞ。桃の花びらをひとひら杯に浮かべて香り高い日本酒を。