日本酒文化研究所

日本酒文化研究所のご案内

モノとコトの融合で日本酒を面白くする

設立の目的

平成18年に法人設立50周年(創業125年)を迎えるにあたり、菊水日本酒文化研究所を設立致しました。
太古から酒は、ある時は神聖な儀式に供され、またある時は人々の喜怒哀楽の友となり、その陶酔は人を創造的な境地に誘い、多様な文化の醸成に大きく寄与してきました。時代の進歩とともに醸造技術も発達し、現代においては酒質の甲乙は付け難いものが大勢を占めています。

しかしここで菊水は、今一度飲み手の側に立ち、造り手の論理は廃して、あらためて「良い酒」とは?を考えてみたいと思います。この答えは単に酒質の善し悪しといった物性的な側面のみで論じられるものではありません。ここに面白さや楽しさといった無形のものが付加されてはじめて「良い酒」の資格があると考えます。

良いモノづくりを基盤としながら、面白いコトづくりを追求すること。そして、これら「モノ」と「コト」を融合させ新たな提案を創出し、日本酒を面白くすること。菊水日本酒文化研究所の設立テーマはここにあります。

テーマは有機自然との共存

日本酒文化研究所は、緑豊かな自然に囲まれています。

施設の紹介

菊水日本酒文化研究所は、極めてユニークな設計施工がなされた建物です。緑あふれる森の中にたたずむ建物は地上部分が1階のみ。あとは全て地下となっています。離れて眺めると建物は木々の緑に隠れ、研究所の存在にすら気が付かない方も多いことでしょう。景観を損ねないためのささやかな配慮です。

また建築部材については健康を害するものや環境を侵すものは使わず、生産履歴の明確なもののみを使用し、人そして環境を守ることに最大限の注意を払いました。これらを徹底した結果、研究所内に設置された節五郎蔵は、有機空間を持つ蔵として、日本で最初の認証を受けるという快挙を成し遂げました。

古の技の体得と新しい技への挑戦

研究所の機能

菊水日本酒文化研究所は5つの機能を持っています。
まず最初にお伝えしたいのは、研究・開発機能です。独創的な研究活動・開発活動を推進するため酒文化情報資料室を設置しました。文科系から理科系まで広範な領域の専門書が揃う図書コーナーと、酒文化・食文化に関わる資料の収集・研究を行うコーナーに分かれています。あわせて最新鋭の実験設備を備え、社外研究機関との連携を図り、専任の社内スタッフがその成果を追求してゆきます。

2つ目は製造機能です。研究所の中に創業者の名を冠した節五郎蔵を設置。研究・開発活動における試験醸造、また高度な技術が要求される新たな大吟醸酒の醸造等、挑戦的な製造活動を可能にしています。

そして3つ目は杜氏としての人材育成機能。節五郎蔵では自動制御機器を排しています。従って自分で考え、体で覚え、自ら動かなくては酒は醸せません。電気等のエネルギーがなくとも酒造りの道具さえあれば立派に酒を醸せる人材を育てることが目標です。これは古来からの日本酒醸造技術の伝承にも繋がります。

また4つ目として情報発信機能も挙げられます。多様な研究・開発活動、また醸造活動で得られた情報を整理・分類し、webや書籍出版等で積極的に発信していきます。
最後に忘れてはならないのが交流機能です。菊水日本酒文化研究所には広敷と呼ばれるホールが用意されています。ここで催される様々なイベント等で多くの方々の出会い、そして交流が生まれることでしょう。

図書コーナー

展示コーナー

節五郎蔵/醸造室

節五郎蔵/麹室

日本酒文化研究所

所在地:〒957-0011 新潟県新発田市島潟750 (菊水酒造敷地内)